「しっかり寝たはずなのに、朝から体が重い」
「目は覚めているのに、なかなか身体が動かない」
「朝起きた瞬間から首や肩がこっている」
「午前中はずっと調子が上がらない」
このようなお悩みはありませんか?
朝のだるさが続くと、
「睡眠時間が足りないのかな?」
「年齢のせいかな?」
と思ってしまう方も少なくありません。
もちろん睡眠時間は大切です。
しかし、「長く寝ること」と「十分に休めていること」は、必ずしも同じではありません。
今回は、朝起きたときに身体が重い・だるいと感じる理由について、睡眠だけでなく身体全体から考えてみたいと思います。
朝のだるさ=睡眠不足とは限りません
睡眠は、私たちの身体や脳を休ませるために欠かせないものです。
成人では一般的に十分な睡眠時間を確保することが推奨されていますが、健康的な睡眠を考えるうえでは、単純な「何時間寝たか」だけではなく、
睡眠の質
寝る・起きる時間
生活リズム
夜中に何度も目が覚めていないか
睡眠を妨げる問題がないか
なども重要になります。
そのため、
「8時間寝たのに疲れている=おかしい」
と単純に考える必要はありません。
睡眠時間だけでは見えてこない部分にも目を向けてみることが大切です。
なぜ朝から身体が重く感じるのでしょうか?
原因は一つとは限りません。
ここからは、朝のだるさに関係する可能性のある要素をいくつか見ていきます。
① 睡眠の質が低下している
睡眠時間を十分に確保していても、夜中に何度も目が覚めていたり、眠りが浅かったりすると、
「寝たはずなのに休んだ感じがしない」
と感じることがあります。
例えば、
夜中に何度も目が覚める
寝つくまで時間がかかる
朝早く目が覚めてしまう
夢をたくさん見たように感じる
いびきや呼吸の問題を指摘されたことがある
などがある場合には、睡眠そのものについて考えてみる必要があります。
② 寝ている間も身体に力が入っている
睡眠中は休んでいるように見えても、身体のすべてが完全に脱力しているわけではありません。
特に日中から緊張が強い方の中には、
「朝起きると肩がガチガチ」
「起きた瞬間から首が重い」
「寝たのに身体がこわばっている」
と感じる方もいます。
日中のストレスや身体の緊張、生活習慣など、さまざまな要素が重なっている可能性があります。
「力を抜こう」と意識しても、なかなか抜けないこともあります。
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身体が緊張する仕組みについて、こちらの記事でも詳しく解説しています。
③ 食いしばり・歯ぎしり
朝起きたときに、
顎が疲れている
顎の周りが重い
頭が重い
首や肩がこっている
歯科医院で歯ぎしりを指摘された
という方では、睡眠中の食いしばり・歯ぎしりが関係している場合があります。
ただし、食いしばりがあるからといって、朝のだるさの原因がすべて食いしばりというわけではありません。
一つの要素として身体全体から考えていくことが大切です。
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食いしばりと身体の関係についてはこちらで詳しく解説しています。
④ 呼吸の状態
普段、
「呼吸が浅い気がする」
「無意識に息を止めていることがある」
「大きく息を吸いにくい」
と感じることはありませんか?
呼吸は胸郭や横隔膜など身体の動きとも深く関係しています。
デスクワークなどで同じ姿勢が続いたり、身体の緊張が強くなったりすると、呼吸の仕方にも変化が現れることがあります。
そのため当院では、首や肩だけを見るのではなく、必要に応じて胸郭の動きや呼吸なども確認します。
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⑤ 生活リズムの乱れ
睡眠は「何時間寝るか」だけでなく、いつ寝て、いつ起きるかというリズムも大切です。
例えば、
平日は6時に起きるけれど休日は10時まで寝ている。
夜遅くまでスマートフォンを見ている。
寝る時間が毎日バラバラ。
このような生活が続いている場合には、まず生活リズムを振り返ってみることも大切です。
いきなり生活を完璧に変える必要はありません。
まずは、
起床時間を大きくずらさない
寝る直前までスマートフォンを見続けない
朝起きたら光を浴びる
日中に適度に身体を動かす
など、できるところから整えていきましょう。
⑥ 心身のストレスが続いている
仕事、人間関係、家事、育児など、
私たちは毎日の生活の中でさまざまなストレスを受けています。
そして、
「自分ではそんなにストレスを感じていない」
という方でも、身体には緊張として現れていることがあります。
頑張ることが日常になっている方ほど、自分が疲れていることに気づきにくい場合もあります。
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朝のだるさを「一つの原因」で考えない
ここまで、
睡眠
身体の緊張
食いしばり
呼吸
生活リズム
ストレス
などについてお話ししてきました。
大切なのは、
「朝のだるさは○○が原因です」と一つに決めつけないことです。
身体は、それぞれが独立して働いているわけではありません。
睡眠、呼吸、筋肉の緊張、日中の活動、心理的なストレスなどは、互いに影響し合っています。
だからこそ、
「どこが悪いのか?」
だけではなく、
「今、この人の身体では何が起きているのだろう?」
と全体を見ていくことが大切だと当院では考えています。
「寝ても疲れが取れない」方へ
朝のだるさが続いていると、
「もっと寝ればいいのかな」
と考えてしまうかもしれません。
しかし、必要なのは睡眠時間を増やすことだけとは限りません。
日中から身体に力が入り続けていないか。
呼吸はどうか。
首や肩はどのような状態か。
食いしばりはないか。
生活リズムはどうか。
一つひとつ見ていくことで、今まで気づかなかった身体の状態が見えてくることがあります。
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慢性的な疲労が続いている方はこちらもご覧ください。
当治療院では身体全体を確認します
やこ鍼灸マッサージ治療院では、
「朝、身体がだるいから○○をする」
と最初から施術を決めるのではなく、
まずお話を伺いながら、
いつから症状があるのか
どのような生活をしているのか
睡眠の状態
身体の動き
首・肩などの緊張
呼吸や姿勢
などを必要に応じて確認します。
そのうえで、一人ひとりのお身体に合わせて鍼灸やマッサージなどを組み合わせて施術を行います。
朝のだるさそのものだけを見るのではなく、
「なぜ今、この身体の状態になっているのか?」
を一緒に考えていくことを大切にしています。
医療機関への相談が必要なこともあります
朝のだるさや疲労は、生活習慣や睡眠だけでなく、病気が背景にあることもあります。
特に、
何週間も強い疲労が続いている
日常生活や仕事に支障が出ている
急に強い倦怠感が出てきた
体重減少など他の症状もある
睡眠中に呼吸が止まる、むせるなどを指摘される
といった場合には、鍼灸やマッサージだけで対応しようとせず、まず医療機関へ相談することをおすすめします。
当治療院でも、必要だと判断した場合には医療機関の受診をご提案します。
まとめ
「朝起きても身体が重い」
「寝ても疲れが取れない」
そんな状態が続いているとき、睡眠時間だけに目を向ける必要はありません。
身体の緊張、呼吸、食いしばり、生活リズム、ストレスなど、いくつもの要素が重なっている可能性があります。
大切なのは、一つの原因に決めつけるのではなく、身体全体を見ること。
「病院へ行くほどなのか分からないけれど、なんとなくずっと調子が悪い」
「寝ても身体が休まった感じがしない」
そんなときも、お気軽にご相談ください。